先日、ニューヨークで行われた会議でチェルシーのオーナーとなったトッド・ボーリー氏が「プレミアリーグにオールスターゲームを導入したい」と宣言して話題になった。
スターを集めてエキシビジョンマッチを行うことによって収益を確保できるというのが、その必要性の説明であった。
ただ、『BBC』などによれば、それを聞いたリヴァプールのユルゲン・クロップ監督は以下のように話したとのこと。
ユルゲン・クロップ
「素晴らしいね!彼がもしそのための日程を見つけられたら、私に電話してくれ。
アメリカンスポーツでのそのような選手は、4ヶ月もの休みがあるんだ。彼はそれをすっかり忘れているね。だから彼らは本当に幸せだ。その間にやれるからね。
しかしフットボールでは全く違う。なんといえばいいだろうか。ハーレム・グローブトロッターズを連れてきて、サッカーチームと戦わせたいのかい?
それは自由だがね。私はこの質問に驚いている。私の答えでそれをジャッジしないでくれよ。
人々がそれを見たいかどうかはわからないよ。マンチェスター・ユナイテッドの選手と、リヴァプールの選手と、エヴァートンの選手が、一つのチームになる。代表チームではなくね。
興味深いね。アーセナルとトッテナム、すべてのロンドンの選手が一緒に戦う。面白そうだね」
ちなみにハーレム・グローブトロッターズというのはアメリカのバスケットボールチーム。特定のホームコートを持たず、全世界を回りながらエキシビジョンマッチを戦うという特殊な存在である。
競技性だけでなくエンターテイメント性が重要視されており、コメディ的な要素も含まれた「試合もこなすパフォーマンス集団」といえる。