レアル・マドリーへの移籍を希望していたキリアン・エムバペとの契約更新にこぎ着けたPSG。
スペイン方面からは強い反発が起こり、リーガは契約無効の訴えを起こした。
PSGとバルセロナも2017年の対戦以来、緊張感のある関係が続いている。『RMC Sport』によれば、PSGのナースル・アルハライフィ会長はバルサの経営を暗に批判したという。
ナースル・アルハライフィ(PSG会長)
「18億ユーロ(2511億円)もの負債を抱えるクラブもあるが、それは健全ではない。
我々がやっているのは負債をゼロにすることだ。
当然ながら、我々も新型コロナウイルスの影響で金を失ったが、隠すものは何もない。
他のクラブは大きな負債を抱えている。それはリスクであり、サッカーにとって危険なものだ。
会長が長年居座り、負債を後継者に残すところもある。それが何年も続いている。
それはサッカーにとって危険だと思う。
我々はそれに留意する必要がある。サッカーを壊しかねない大きな危険だからだ。
我々にはルールが必要だ。クラブを守り、欧州サッカーをクラブの負債による災難から守るために」
バルサの名前は出さなかったものの、その経営を揶揄していたようだ。
ちなみに、『Bloomberg』によれば、PSGを実質的に保有するカタールは2023年を返済期限とする110億ドル(1.5兆円)の債務があり、借り換えを検討しているとか。海外のファンたちは「どんな会社も国でも負債があるのは普通だけどね」とも反応している。