昨季イタリア・セリエAを制覇することに成功したACミランが、アメリカの投資会社に買収されることになった。

ミランを買収したのは『RedBird Capital』。買収額はおよそ12億ユーロ(およそ1664.8億円)になったとのこと。

『RedBird Capital』はゲリー・カーディナル氏によって設立された企業で、様々な分野に投資を行い急成長を遂げてきた。

スポーツの面ではMLBニューヨーク・ヤンキースとパートナーシップを結んでおり、メディアネットワークである『Yankees Entertainment Sports(YES)』を所有している。

他にもリヴァプールを所有しているフェンウェイ・グループやフランス・リーグアンのトゥールーズなどにも出資しており、『RedBird Capital』のスポーツ部門は75億ドルの価値があるとのこと。

ミランは以前中国人オーナーのリー・ヨンホン氏に率いられていたものの、その債務返済が滞ったことから、出資元の一つであったエリオット・アドバイザーズがクラブの保有権を獲得していた。

その後の経営の結果、昨季は11年ぶりにセリエAのスクデットを獲得するなど成功を収め、クラブの価値も上昇。

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もともとエリオットは「ハゲタカファンド」と呼ばれる企業再生と売却を得意としていることもあり、このタイミングで現金化することを選んだ。仮契約は4月に結ばれていたが、今回正式に全ての手続が終了したとのこと。

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