現在、新戦力の選手たちを登録するために人件費の削減を進めているバルセロナ。
それと同時に資産や放映権の売却を進めており、11日には映像制作会社の『Barça Studios』の株式をさらに24.5%『GDA Luma』に売却することにし、1億ユーロ(およそ137.7億円)の資金を得られる見込みとなった。
ただ、それによってバルセロナの経営は「将来の収入が減少する可能性がある」とされ、エージェンシーによる評価が「安定」から「不安定」に引き下げられている。
また、資金は得られたものの会計の基準がラ・リーガと異なっているため、これによって選手を登録できるかどうかはまだ不透明である。
そのため同時に既存の選手の売却、そして給与の削減を行わなければならなくなっている。
ただ『Sport』によれば、それはあまりうまく進んでいないようだ。
バルセロナが放出しようとしている選手の一人がデンマーク代表FWマルティン・ブレイスウェイト。ただ、彼の契約はまだ2年残っている。
クラブはブレイスウェイトに対して退団を要請しているが、ブレイスウェイト側は明確に『残りの2年分の給与を全額支払うこと』を求めているとのこと。
交渉は11日にも行われるとのことだが、リーガ開幕が近づいていることもあって結論が急がれているようだ。
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バルセロナ側は、ブレイスウェイトが給与を1年分諦めるだけでも受け入れる用意があるとのことだが、それも合意できなかった場合は一方的に解雇する方法を探るとも。