名門マンチェスター・ユナイテッドで歴代1位となる通算963試合に出場したライアン・ギグス。

選手時代の実績ではレジェンドといえるが、引退後に私生活の乱れが明らかになっている。

2020年末には元恋人の女性とその姉妹を暴行した容疑で逮捕された。その公判が現地で行われている。

『BBC』によれば、検察側と弁護側の主張は対立しているという。

検察は、ピッチ上では偶像化されていたものの、その裏には「醜悪で邪悪な一面がある」と主張。また、ギグスによる女性に対する「支配と強要」があり、暴力行為によってその関係は断たれたとしている。

ギグスの浮気を知った女性が別れを切り出すと、ギグスは我を失って彼女に頭突きをし、仲裁しようとした姉妹の顎に肘打ちを浴びせたとのこと。

また、検察側は、ギグスが女性が言いなりになるように「ガスライティング」という心理的虐待行為を計算して行っていたとも主張している。

一方、弁護側はギグスの道徳レベルが完璧とは程遠いことは認めつつ、「どんなに無礼、不快、意地悪であっても、ギグスには決して越えないラインがあった」としている。

また、女性に対して不法な暴力行為に及んだことは一度もなく、彼に対する訴えは「歪曲、誇張、嘘」に基づくものだとも。さらに、女性の怪我の程度は「強くて体力のある男性」による頭突きとは一致せず、姉妹に肘打ちも食らわせていないと主張。逆に2人が床に倒された際、ギグスは女性から顔を蹴られたとしている。

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今後の公判では、サー・アレックス・ファーガソンとギャリー・ネヴィルも証人として出廷する予定だそう。

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