チャンピオンズリーグ予選のフェネルバフチェ対ディナモ・キーウの試合で、トルコのファンが歌ったチャントが大きな問題になっている。

1stレグでは中立地のポーランドで開催され、0-0と引き分けていた両チーム。2ndレグはフェネルバフチェのホームで戦われた。

そしてディナモ・キーウがゴールを決めた後、なんとフェネルバフチェのサポーターが「ウラジミール・プーチン大統領の応援歌」を歌い始めたのだ。

その原因はディナモ・キーウのMFヴィタリー・ブヤルスキーが得点後にワシのジェスチャーをした(フェネルバフチェのライバルであるベシクタシュを表したものだったとか)ことだったというが…。

試合自体はディナモ・キーウが2-1と勝利を収めたものの、この応援歌についてはウクライナの大使がFacebookで抗議の声明を発表する騒動に。

ヴァシリー・ボドナー(ウクライナ大使)

「ウクライナ人を殺し、我々の国を破壊しているロシアの殺人者であり侵略者だ。彼に対する指示の言葉を理解することは決してないだろう。

トルコではとてもサッカーが愛されているとはいえ、それにも限界がある」

また『BBC』によれば、ディナモ・キーウの監督を務めているミルチェア・ルチェスク氏も、記者団に対して以下のように話し、会見への出席を拒否したそう。

ミルチェア・ルチェスク

「私はあのような歌を期待してはいなかった。とても残念である」

また、フェネルバフチェのクラブからも「ファンの行動はクラブやチームの姿勢を表しているわけではない」と声明が出されている。

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