19日に開幕を迎えるEAFF E-1サッカー選手権。かつては「東アジアサッカー選手権」と呼ばれていた大会で、日本、韓国、中国と予選を突破した1チームが参加するコンペティションだ。
そして、男子の日本代表が初戦で迎え撃つのが、予選を突破してきた香港代表チーム。
来年行われるアジアカップ2023に出場することもあり、1年前の貴重な国際試合のチャンス。香港代表にとっては重要な強化の舞台なのだ。
そこで今回、香港代表に初めて名を連ねたのが17歳の市川聡悟(中国名は趙聡悟)。
📜 Here's the 🇭🇰 squad looking to impress after their historic @afcasiancup qualification 🙌
🤔 Where will they finish in #EAFF2022?#E1 | #EAFF pic.twitter.com/60cVagRI8R
— #EAFF2022 (@EAFF_Official) July 15, 2022
名前を見れば一目瞭然であるが、日本の大阪府八尾市生まれ。両親はシンガポールで出会った中国系の父、そして日本人の母である。生後2ヶ月のときに父の仕事のために香港へ移住し、幼い頃からプロサッカー選手を志して育ったという。
そして名門キッチー(傑志)のアカデミーに所属し、2年前からはサッカーを中心に活動しながら、同時に英国の大学入学試験に向けて勉強をしているとか。
すでにキッチーのトップチームでも出場しており、昨年はAFCチャンピオンズリーグでもベンチ入りを果たしている攻撃的MFだ。
また代表でも各年代で招集を受け、すでにU-23アジアカップ予選にも飛び級の飛び級で出場。Jヴィレッジで日本代表とも対戦していた。
今回の香港代表の26名では最年少のプレーヤーであり、当然大きな注目を集めるヤングスターである。
『HK』によれば、U-23アジアカップ予選での記憶については「日本と対戦したことは僕にとって深い記憶になった。あの試合は、僕はどこに向かいたいのかを教えてくれるものになった」と語っているという。
果たしてE-1選手権でも日本との対戦が実現するか。明日の試合では市川聡悟に注目だ。