今年末のワールドカップで日本代表と戦うことになったスペイン。

そうしたなか、『Mundo Deportivo』が日本代表のユニフォームの色を取り上げていた。

「日本代表のユニフォームが青である様々な理由。

日本国旗は白に占められているが、代表チームは青をメインカラーとしている。

日本が世界のサッカーと初めて大きく接したのは、1998年W杯。世界が初めて日本サッカーのパフォーマンスに注目した。

W杯初出場でガブリエル・バティストゥータ擁する優勝候補のアルゼンチンと同グループに入ったのだ。

だが、サッカーをあまり知らない人の多くは、日本のユニフォームが白でも赤でもなく青であることに驚いた。

日出ずる国の国旗とは何も関係がない色である。当時のJFA会長だった川淵三郎氏はスタンドで青である理由を尋ねられた。

彼は『ユニフォームの上で我が国旗をはっきり見せるのに一番いい色だからです』と答えた。会長は事実を語ったが、それが理由ではなかった。

日本代表のユニフォームは何年もかけてカラーが変わっていった。

最初は青だったのが白になり、1998年W杯の数年前(1991年)は赤になった。その色は中国や韓国、北朝鮮と差別化するためになくなっていった。

日本の神話で青は生命力や若さを表す色とされているからという説もある。また、侍のなかには戦に勝つための縁起物として青を身に着けた者もいるそう。

また、東京帝国大学(現東大)のチームカラーが使われたという説もある。

1930年の極東大会に参加した際、日本には明確な代表チームがなく、同大学の生徒が中心となったために青を着用。そこで好成績を収めたことで、白や赤を使った時期もあったが、青を使い続けた。

近年、日本代表を担当するブランドはユニフォームの変更と引き換えに多額の資金をオファーした。

ただ、日本には揺るぎないものがあり、青がなくなることはない」

国旗に由来しない色をメインカラーにしていることは興味深いようだ。ただ、なぜ青なのかという理由ははっきりしていない。

JFAも「『日本の国土を象徴する海と空の青』と一般的に考えられていますが、実際は後になってつけられた理由で、なぜ青なのかということは文献が残っておらず不明です」としている。

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なお、日本代表が赤いユニフォームを着用していたのは、1988~1992年頃のこと。

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