6月のインターナショナルマッチ4連戦を締めくくるキリンカップの決勝戦、日本代表は14日にパナソニックスタジアム吹田でチュニジア代表と対戦した。

この試合はワントップに浅野拓磨を起用し、インサイドハーフには鎌田大地と原口元気のコンビを置くという目新しい布陣となった。

ワールドカップのメンバー選考に向けて重要な試合であったが、守備の硬さとボール回しのうまさを持つチュニジアを相手に、うまくペースを握れず。

その中でも27分には鎌田大地のフリーキックからのこぼれ球から南野拓実が、35分には伊東純也のクロスから鎌田大地が絶好機を迎えるも、シュートがわずかにミートせず得点を決められなかった。

さらに後半に入って原口元気に代わり田中碧を投入するも、大きくパワーバランスが動くことはなかった。

そして先にゴールを決めたのはチュニジアだった。53分、伊藤洋輝のところで裏返したベン・スリマンがスルーパスを送り、裏に抜け出したヘニシを吉田麻也がスライディングで倒す。

これがペナルティキックの判定になり、ベン・ロムダンのシュートが決まってチュニジアに先制点が生まれた。

さらに75分にはチュニジアのゴールキックがバウンドしたところから試合が動く。吉田麻也が体を入れてブロックしていたものの、その後ろから入ってきたムサクニがボールを奪ってクロス。

それをペナルティエリアに詰めていたサーシがフリーでシュートに持ち込み、難なくネットを揺らす。これで0-2とチュニジアがリードを広げることに成功する。

さらに試合終了間際にはチュニジアが追加点を奪取。カウンターから途中出場のチュニジアFWジェバリが中央を突破、強烈なミドルシュートを叩き込んで試合を終わらせた。

そして0-3のまま90分が終了。攻守にわたってチュニジアが安定した戦いをし、抜け目なくチャンスを活かした一方、日本代表はディフェンスでのミスからペースを失ってしまった試合となった。

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なお、この試合をもって6月のインターナショナルマッチウィークは終了し、海外組の選手たちは休暇に入る。

一方国内組の選手は来月19日から行われるE-1選手権(東アジアサッカー選手権)でワールドカップのメンバー入りに向けたサバイバルを迎えることになる。

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