デンマークの名門チームとして知られるブレンビューIF。同クラブのウルトラスの中心人物だった29歳の男に有罪判決が下された。

『TV2』によれば、15人の少年に対する1300件の性的暴行などの罪で起訴されていたという。

少年たちは同じウルトラスグループに所属しており、要求に応じなかった場合には酷い目に遭うと恐れていたそう。

このグループは暴力とドラッグにまみれ、ギャングとの密接な関係もあったという。一方で、仲間意識や忠誠心が強く、警察に仲間を売らないという環境でもあった。

被告にとっては「完璧な環境」であり、自分を尊敬し、おそれる若者たちを餌食にしていた。少年たちはリーダーには逆らえない、警察には行けないと考えていたという。

最も若い被害者は性的虐待を受け始めた当時はまだ14歳だったとのこと(8年前から被害を受けていた被害者も)。

そして、29歳の男には無期限の拘留という判決が下された。これは死刑が存在しないデンマークにおいては、終身刑を除き唯一期限のない刑だそう。裁判所が社会にとって危険な存在でなくなったと判断するまで受刑者は釈放されない。国内ではかなり重い刑罰とされている。

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ただ、被告は、自分は他のギャングたちが仕組んだ陰謀の犠牲者だと主張しており、控訴したとのこと。

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