4月9~10日に行われた2022年度関西サッカーリーグの開幕戦。淡路島にあるアスパ五色に1部~2部に所属する16チーム(2チームのみ他会場)が集まり、2日間にわたって激しい戦いが繰り広げられた。

1日目の第2試合で行われたのは、奈良県に本拠地を置いている飛鳥FC(ポルベニル飛鳥から改名)と、レイジェンド滋賀FCとの一戦だ。

飛鳥FCを率いる美濃部直彦監督は、これが地域リーグでの2年目。かつて京都サンガFCや長野パルセイロなどを率いた指揮官は、今シーズンこそのJFL昇格を狙う。

試合は前半から飛鳥FCがペースを握るものの、レイジェンド滋賀も体を張ったディフェンスで受け止め、なかなかスコアが動かない展開となった…。

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しかし、前半終了間際に飛鳥FCの渡邉駿が裏への飛び出しを成功させ、先制点を奪取。これが最終的に飛鳥FCの決勝ゴールとなった。

美濃部直彦(飛鳥FC監督)

「ちょっと硬かったですね。去年から積み上げてきたことや、今年に入って新たに課題として付け加えたことを、この試合で出してほしかったんですけどね。

普段ならボールを丁寧に繋ぐところなのに、早めにボールを入れてしまって奪われるとか。その後回収できていることも多かったんですが、相手のエリアに入ってゴール前に運ぶところの作り方は満足行くものではなかったですね。

ここ(アスパ五色)の天然芝は本当に素晴らしくて、普段の人工芝と比べるとねちっこいところがある。いつもならボールを差し込めるところが差し込めない。それは選手がピッチで感じていた部分かなと思います。

(就任初年度だった昨年との違いは?)

昨年はチームとしてやり方が大きく変わりましたし、開幕2試合で負けてしまいました。自分が伝えたい事が伝わりきらなかったところもありました。

ただ終わりに近づくにつれてとても良くなって、順位も上がりました。選手たちも自信があると思いますし、そこに新たなオプションを加えているんです。今日はまったく出なかったんですけど(笑)」

多くの選手に慕われる美濃部直彦監督に率いられる飛鳥FC。今年はどんなサッカーを見せてくれるのだろうか。

飛鳥FCの次の試合は、4月16日の午前11時に太陽が丘陸上競技場でキックオフされるASラランジャ京都戦。

一方レイジェンド滋賀FCも4月16日、午後2時からのアルテリーヴォ和歌山戦。会場は滋賀県のビッグレイクとなる。

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