日本サッカー協会(JFA)は5日、告発されていた鈴鹿ポイントゲッターズの懲罰対象行為に対しての処分を決定した。

三浦知良選手が今年から所属している鈴鹿ポイントゲッターズは、2020年11月末に行われたソニー仙台FC戦において「故意に敗戦しようとした」と元役員から告発を受けていた。

その事件についてはJFLの規律委員会が調査を進め、最終的には「八百長の企てとまでは言えない」として、関与した2名の譴責、1名への処分保留、クラブには50万円の罰金という処分を決めていた。

しかしながら、それを受けて行われたJFAの規律委員会においてこの判断は是認されなかったとのこと。

チーム運営会社の執行役員による発言であったこと、社長がその発言の存在を認めていたことなどを含め、これらがクラブとしての指示であったと判断された。

選手や監督がその指示を拒否したことによって意図的な試合結果の固定が為されなかったに過ぎず、その指示の違法性が認められることになった。

それにより、鈴鹿ポイントゲッターズの運営会社社長に対しては1ヶ月間のサッカー活動禁止、チームオーナーに対しては3ヶ月のサッカー活動禁止が言い渡された。

また、2021年までチームの運営会社で執行役員を務めていた人物に対しては2年間のサッカー活動禁止が言い渡されている。

さらに鈴鹿ポイントゲッターズに対しては罰金200万円の支払いが命ぜられたほか、当該のソニー仙台戦の結果が没収され、0-3の敗北扱いとなっている。

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なお、このリリースの最後には「チームの幹部からの指示であったにもかかわらず、それを毅然として拒否した選手と監督の勇気ある行動は讃えられるべきだ」というコメントが添えられている。

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