かつてチェルシーやウェストハム・ユナイテッドなどで監督を務めたアブラム・グラント氏が、相次いで性的暴行の疑いで告発されている。

先月、イスラエルのテレビ番組で女性からの告発があり、性的暴行の疑いがかけられているグラント氏。

それは数人の女性による告発だった。被害者の一人である当時22歳の女性は、2020年6月にグラント氏のアパートに呼ばれたと証言している。

もともとは「仕事を見つける手伝いをする」ということだったが、アパートに行くと服を脱ぐことを強制され、性的行為を求められたそう。

また同じような被害を受けた女性が数人申し出ており、グラント氏からは「仕事を見つける」と言われて不適切な行為を求められ、その後も嫌がらせのメッセージが多数送られてきたとのことだ。

そして、『Haaretz』によれば、今回さらに3人の女性から告発があったとのこと。

その告発者の一人は、「グラント氏に車に連れ込まれ、金を後で払うからセックスをしろと言われた」と暴露したそう。

女性はセックスを拒否したため、グラント氏は「妥協して」口淫をしてくれればお金を払うと言ったという。

また、当時18歳だった他の告発者は、「ガソリンスタンドに呼び出され、車の中で口淫を要求された」と証言したようだ。彼女は力強く抵抗したことで逃亡に成功したという。

3人目の告発者である女性は当時イスラエル軍隊に務めていたが、グラント氏は「仕事を紹介する」としてアパートに招待してきたそう。

ただ、アパートでは寝室に連れて行かれて頭部を抱えられ、口淫を強制されたという。その後グラント氏から1000シェケル(およそ3万7000円)を手渡されたとか。

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アブラム・グラント氏は「女性との関係は常に敬意と同意をもって行っている。誰かを傷つけるつもりではなかったと言わなければならない。もしそのようなことがあったとしたら、心からお詫びを申し上げたい」と反論しているとのこと。

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