飼っている猫への虐待動画が問題になっているウェストハムのフランス代表DFクルト・ズマ。
本人は謝罪のメッセージを出したが、地元警察が捜査を始めたという。また、ズマの個人スポンサーであるadidasも「ネット上でのひどく動揺させられるビデオは認識している。どんな動物も残酷で不当な虐待を受けるべきではない。この件を内部で調査する」としている。
そのズマはこの日行われたワトフォード戦に先発出場。ただ、『LBC』によれば、本拠地ロンドン・スタジアムでは両チームのファンからブーイングが浴びせられたという。ズマがボールタッチする度にスタジアムにはブーイングが鳴り響いた。
デイヴィッド・モイーズ監督は「他のことはクラブが解決するだろう。私はサッカー面を見る」と起用した理由を説明しているが、彼を出場させた判断は不評を買っている。
かつてハマーズでプレーした元イングランド代表MFジョー・コールも「ウェストハムがこの件を落着させたいのは分かる。試合は置いておいて、内部で処理してね。でも、これはクラブの判断ミスだ。彼は欠場することもできた。これは異例の懲戒手続きだ。サッカー界で動物虐待なんて聞いたことがない。出場には驚いた」と批判。
元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーヴスも「彼はチーム内で最高のCBだが、2,3試合は欠場すると思った」と述べている。なお、ズマがフル出場した試合は1-0でウェストハムが勝利している。