この冬に川崎フロンターレからセルティックに移籍した旗手怜央。
宿敵レンジャーズとの首位決戦では2ゴール1アシストの大活躍で3-0の勝利に大きく貢献した。
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そうしたなか、かつてチェルシーやセルティックでプレーした元イングランド代表FWクリス・サトンは、アンジ・ポステコグルー監督の手腕を賞賛しつつ、『Daily Record』のコラムでこう綴っていた。
クリス・サトン
「水曜の勝利の余韻に浸っているファンたちを責めることなどできない。それはセンセーショナルなものだったからだ。
セルティックはただ単にレンジャーズを打ち負かしたのではない。完全に打ちのめした。残酷なまでに打ちのめした。
それはポステコグルー監督が就任以来、このチームに植え付けてきたもの全てだった。
高速アタッキングフットボールで、チャンスを作れば、冷酷に仕留める。そして、最終ラインは規律を保つ。
そのバランスは絶対的に完璧だったし、多くの新戦力たちがそれを実行したという事実は監督の手腕を物語っている。
何度も言ってきたが、選手補強は監督が成功するうえで絶対的な鍵になるものであり、ポステコグルーの移籍市場での成功率は素晴らしい。
(選手補強で)当たりよりも失敗が多ければ、残り14試合でこの順位にいる可能性などない。
キャメロン・カーター=ヴィッカース、ジョタ、ヨシップ・ユラノヴィッチは勝利のなかで素晴らしい活躍を見せた。カール・スタルフェルトとヨルゴス・ヤコマキスもよかった。
彼(ヤコマキス)は裏に走り込みたがる前田大然とは異なる要素をチームに与えている。
リエル・アバダはどこから始めたらいいだろう。19歳でやって来て、一世を風靡している。彼のオールラウンドはプレーは実に見事だった。
このイスラエルの若手は常に不安手さがあったが、(レンジャーズ戦では)ほとんどの場面で輝き、大事な場面で結果を出した。
彼はすでに13ゴールを決めており、怪我で勢いが止まらない限り、歯止めがかかる気配はない。
12月中旬までに旗手怜央とマット・オライリーの名前と特徴を言えたセルティックファンがどれだけいただろうか。
彼らは加入から瞬く間に古株のようになっている。旗手は一流のように見えるし、オライリーはその役割に完璧にはまった。
トム・ロギッチが代表戦でいないのに、オライリーのプレーで彼の不在に気付かないことなど想像もできなかった。まさに見事な人材登用だ。
デイヴィッド・ターンブルのポジションに入った旗手は一流に見える。
セルティックはチーム内得点王である古橋亨梧が不在のなかでこれだけのことをやっている。
レンジャーズはポステコグルー監督の戦術に対応できなかった」