アーセナルで右サイドバックとしての地位を確立しつつある日本代表DF冨安健洋。
同じく新加入のベン・ホワイトが彼にパスを出さないという話が日本で話題になったが、本人はそれを否定している。
DAZNで配信されている内田篤人の『FOOTBALL TIMES』でこう説明したのだ。
冨安健洋
「それは田中碧からも言われたんですけど、僕らのなかでは『彼はいい選手だ』って結論に至ったんです。
ていうのも、CBからSBからのパスって“はめパス”になることがあるじゃないですか。
僕も実際にCBをやっていて、SBへのシンプルなパスっていうのは一番最後の選択肢ぐらいなんですよね。
SBに出して、(相手と)入れ替われるような状況だったら、出しますけど。
普通にSBが相手のサイドハーフの前にいる状況だったら、出したところではまっちゃうというか。
もちろん、SBのタイプによりますし、SBがより引いた位置で受けてくれるんだったら、出してそこから角度があるから、先があるんですけど。
普通のパス、ただの“はめパス”をしない選手だよねって、ただのいい選手だよねっていう結論で僕と碧は終わったッス」
『Daily Mail』はこの発言を取り上げ、「冨安は自分にパスを出さないベン・ホワイトは正しいと語った」などと伝えている。
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そのうえで、ベン・ホワイトがリーズ時代にマルセロ・ビエルサ監督の薫陶を受けたことを指摘している。
Daily Mail
「ホワイトはこの日本代表を単に信頼していなかったという説が有力だった。
だが、より説得力があるのは、ホワイトがビエルサからその面についての指導を受けたということだ。
ホワイトは2019-20シーズンにリーズに貸し出されたが、ビエルサはCBがSBに横パスを出すのを嫌がっているとされている」