先週末、Jリーグの最終節が行われた。それと同時に、全国の各地でJFL(ジャパンフットボールリーグ)の2021シーズンも終わりを告げた。

JFLはJ1、J2、J3で構成されるJリーグとは別に、セミプロやアマチュアのトップディヴィジョンとして行われている全国リーグ。

このJFLで上位に入らなければJリーグに参入することはできないため、今後プロの舞台への進出を目指すクラブにとっては「関門」となっている。

そして、12月5日に一斉に行われたのがJFLの最終節。

すでに首位のいわきFCがリーグ優勝とJ3への昇格を確定させており、2位のHonda FCと3位のヴェルスパ大分がJリーグのライセンスを保有していない状況。

そのためF.C.大阪や鈴鹿ポイントゲッターズ、ヴィアティン三重、ラインメール青森などJ3ライセンスを持つクラブは今季の昇格の可能性を喪失。上位はほぼ最終節を前に趨勢が決まっていた。

そのため、より注目されたのは残留争いの試合だった。

今季のJFLは17チームで戦われ、下位の2チームが地域サッカーチャンピオンズリーグの上位2チーム(クリアソン新宿、FC.ISE-SHIMA)との入れ替え戦に臨まなければならない。

最下位はすでにFC刈谷で決定していたが、残りの1チームについては最終節までもつれることになった。

16位のホンダロックSCは勝点27で松江シティとのアウェイゲームへ。そして15位の東京武蔵野ユナイテッドFCは勝点29でMIOびわこ滋賀との試合に臨んだ。

Qolyは今回、そのMIOびわこ滋賀対東京武蔵野ユナイテッドFCの試合に直撃取材してきたぞ。

結果は、敵地に乗り込んだ東京武蔵野ユナイテッドFCが3-1で勝利。自力でJFL残留争いに軍配を挙げさせた。

そして、MIOびわこ滋賀にとってもこの試合は特別だった。チームを長く支えてきた坂本一輝選手、そして永冨裕尚選手の2名が現役を引退することが決まっていたからだ。

試合終了後には会場となった水口スポーツの森に集まった1000人以上の滋賀サポーターとともに、暖かいセレモニーが行われていたぞ。

そして、これから待っているのが「JFLと地域リーグの入れ替え戦」である。

そのカードは、ホンダロックSC(JFL16位)対FC.ISE-SHIMA(地域CL2位)、FC刈谷(JFL17位)対クリアソン新宿(地域CL1位)。

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そのレギュレーションは6日に発表された。

試合はどちらも18日(土)の13時キックオフで、試合は45分ハーフの前後半で行われるほか、同点の場合は延長戦も。ただ差がつかず120分を消化した場合はJFLチームの残留となるという。

会場はJFLチーム側のホームスタジアムで、前者は延岡市西階総合運動公園、後者は名古屋市港サッカー場で行われるとのこと。

天皇杯も含め、まだ2021年のサッカーは終わっていない。ぜひJFLと地域リーグのクライマックスに注目して欲しい。

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