昨季限りでユヴェントスとの契約が満了になり、フリーエージェントの状態でEURO2020に臨んでいたジョルジョ・キエッリーニ。

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その大会で37歳とは思えぬパフォーマンスを見せて優勝を経験し、その後しばらくしてユヴェントスとの契約を延長した。

彼は『DAZN』のインタビューで以下のように話し、一時期は引退を真剣に考えていたと明かした。

ジョルジョ・キエッリーニ

「怪我のあと、辛い時間を経験したよ。半年離脱し、新型コロナウイルスの流行直後に戻ってきたが、それから1年間適切なバランスを見つけることに苦労した。

引退という考えも頭に浮かんでいた。しかしそんな私を立ち上がらせたのはEURO2020だ。どんな犠牲を払ってでもそこでプレーしたいという願望があったんだ。

あの優勝の感動は信じられないものだった。コベルチャーノ(イタリア代表の練習場)の写真で自分の姿を見る度に、その感激を追体験することになるよ。

ただ、勝利は正しい形で楽しむ必要がある。すぐに次の目標について考えなければいけない。ワールドカップというね。

しかし感情は残り、永遠にともにある。PK戦の時にロカテッリと抱き合った感触は忘れられない。20年後、孫たちに語り継ぎたい瞬間だよ」

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