深刻な財政難により、リオネル・メッシらを放出したバルセロナ。18歳アンス・ファティに10番を託したほか、17歳ガビや19歳ニコらを積極的に起用している。

一方、『SPORT』によれば、18歳のユスフ・デミルはロナルト・クーマン監督の構想から“消えた”という。

彼はラピド・ウィーンからローンで加入した逸材アタッカーだ。バイエルンとのCL初戦では後半途中から起用され、リオネル・メッシに次ぐ2番目の若さでデビューした外国人選手にもなった。たが、最近4試合では1分もプレーしていない。

もともとはバルサBを補強するために獲得した選手だったが、プレシーズンマッチで活躍すると攻撃陣に離脱者が相次いだトップチームに引き上げられた。11番を託されるなど期待され、1000万ユーロ(13億円)で買い取ることは確実視されていたという。

だが、この数か月でその期待は消え去り、クーマン監督は彼への信頼をなくしてしまった。

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エル・クラシコで、アタッカーであるデミルではなく、DFのセルジーニョ・デストをウィングで起用したことからも、それは明らかだとも。指揮官の構想外になった彼をバルサが買い取る可能性は低くなったとのこと。

「いいプレシーズンを送ったが、開幕するとプレッシャーに負けてしまった。1vs1で仕掛けるべきだが、それをしなくなってしまった。リスクを冒さなくなった」と指摘されているようだ。

当初はBチームでプレーするはずだったことを考えれば、トップに引き上げられただけでも凄いことだが…。

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