近年、サッカー界で重要なポジションとなっている「サイドバック」。
かつてのような守備能力だけではなく、走力やスピードを生かした攻撃参加、さらに近年はビルドアップ能力まで求められるオールラウンドなポジションとなった。
5バックの流行もあり、アタッカーを務めていた選手がサイドバックにコンバートされることも近年かなり目立つようになっている。
そこでQolyでは「アタッカーからサイドバックにコンバートされた選手に聞いてみた」コーナーをスタート!最初のゲストはFC琉球に所属している田中恵太選手だ。
今季本格的にサイドバックへとコンバートされ、前半戦で活躍を見せた田中選手。この取材の後に大きなケガを負ってしまったのが残念だったが、彼はどんな思いでディフェンダーでのプレーに臨んでいたのか?
――コンバートされたのがいつかっていうのは覚えてらっしゃいますか。
2シーズン前の最後の方からトレーニングや試合の負けている時間帯の数分でプレーしていました。
本格的にやる感じになったのは去年の中断明けぐらいからです。中断の期間でちょっとトレーニングしてって感じですかね。
サイドハーフとしての出場機会が昨年夏以降少なくなると同時に、サイドバックのケガ人が出て。チャレンジしてみてくれと言われて、もうこれは生き残るために、もう死ぬ気でやらなきゃ駄目だなと。
やりたいとかやりたくないとかではなく、やらなければ絶対生き残れないと思いました。サイドバックとして絶対ポジションを勝ち取るんだという強い気持ちが出てきたんです。
――サイドバックで生かせる武器は?
ランニングですね。サイドハーフやってるときも、この裏へのランニングが自分の長所でした。
サイドバックをやっても相手の背後を狙います。ちょっと距離は長くなりますけど、ここは絶対僕の強みになるとわかっていたので、それを出し続けようというのはありました。