16日に行われたWE.リーグ第6節の浦和レッズレディース対サンフレッチェ広島レジーナは、1-2という結果で終了した。

ここまで4戦全勝の浦和レッズが試合の序盤からやや優勢に進める展開であったが、先にゴールを奪ったのは広島だった。

前半14分、今季初スタメンとなった広島FW谷口木乃実が右サイドよりの位置でシュート。これがゴール右隅にピンポイントで決まった。

一方の浦和は、前半終了間際に同点ゴールを奪取。広島GK木稲のパスミスを猶本光が奪い、ワンタッチで出されたパスを菅澤優衣香がループで鮮やかに決める。

1-1のままで試合は終盤へと突入し、このまま終わるかと思いきや…ドラマはアディショナルタイムに待っていた。ヒロインとなったのは、途中出場した広島のFW齋原みず稀。近賀ゆかりからのパスをバイタルエリアで受け、ゴール右上隅に素晴らしいコントロールショットを叩き込んだ。

そして試合はこのまま終了。最後の最後でサンフレッチェ広島レジーナが勝ち越し、勝ち点3を奪取した。広島に加入後初出場で初ゴール、しかもそれが劇的なスーパーシュートだった齋原みず稀は、記者会見で以下のように話している。

齋原みず稀

「ボールが来ないにしても、とにかくゴール前に入っていこうと。そこに結果としてパスが来ました。

シュートはあそこに打つことを決めていました。自分の思ったとおりに蹴ることができてよかったです。

遠征に帯同していないメンバーも練習で切磋琢磨していました。そのような皆のためにも、試合に出たら頑張ろうと思っていました」

また、バニーズ京都SC時代に齋原みず稀と同僚だった谷口木乃実は「齋原選手とはバニーズで一緒でしたが、ケガなどあって同時に出たことがなかったんです。二人でプレーして、ゴールを決めて勝ったことが嬉しかったです」と語っていたぞ。

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