12日、カタールワールドカップのアジア最終予選が行われ、日本がオーストラリアに2-1で勝利を収めた。
1勝2敗。もはや一つの星も落とせない中で迎えた、3連勝のグループ首位オーストラリアとの決戦。日本は、遠藤航、守田英正、田中碧を中盤に据えた4-3-3の新布陣で臨んだ。
試合は、前のサウジアラビア戦とは打って変わり攻守のバランスを手にした日本が序盤からペースを握る展開。その中で、8分、南野拓実のクロスから、予選初出場の田中碧のゴールで日本が先制する。
その後はチャンスがありながら、なかなか決められることができず。若干嫌な流れで試合を折り返すと、65分、守田英正のファウルでオーストラリアがPKを獲得。VARの結果これはフリーキックに変更されたものの、アルディン・フルスティッチが豪快に蹴り込み、日本は痛恨の同点弾を許してしまう。
しかし、この日の日本はこのまま終わらなかった。86分、吉田麻也のロングボールから、浅野拓磨が抜け出して左足でシュート。GKマシュー・ライアンが辛うじて反応したがボールは後ろにこぼれ、最後はオーストラリアDFに当たってゴールに吸い込まれた。
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結局これが決勝点となり、日本は2試合ぶりの勝利。予選突破を争うオーストラリアから貴重な勝点3を手にした。