かつてイングランドやサウジアラビアで主審を歴任した名レフェリーのマーク・クラッテンバーグ氏が、女性審判についての発言で物議を醸したようだ。

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『Talksport』でクラッテンバーグ氏は評論家のアリー・マッコイスト、アラン・ブラジル、そしてラグビー選手のジョー・マーラーと対談した。

その中で女性審判についての話題となり、クラッテンバーグ氏は以下のように語ったとのこと。

マーク・クラッテンバーグ

「女性の問題は、サッカーでのキャリアにおいて…審判のキャリアの間に妊娠した場合、困難な道を歩むことだ。それは長い道のりの中で足踏みとなる。

そして選択しなければならない。『審判になるのか、妊娠するのか』と。

多くの女性が男性規準の体力テストに苦労している。男性のサッカーに参加したいのならば、その基準を満たさなければならない。

だからもし彼女たちがこれらを全て通過し、正しい道を選んだのならば、女性は男性の試合に参加すべきであるし、その逆も然りだ。

女子サッカーリーグを見れば、注目に値するようなミスがある。最高のリーグがあるならば、最高の審判を使わなければ」

この発言に対して、ソーシャルメディアでは批判の声も。「1940年代の見解のようだ」などの意見が寄せられることに。

しかしクラッテンバーグ氏はその発言について質問を受けると、これは避けられない現実のことだと説明したそう。

「どうあっても女性はその犠牲を払わなければならない。審判で一定のレベルに到達するにあたって、妊娠した場合は2~3年の期間が余計に必要だ。

3年を失った場合、他の誰かがその立場を奪う。そしてその誰かが上に進む。

子供が欲しいのならばキャリアの早い段階でそれをやらなければならない。キャリアの後半で妊娠すれば、チャンスは失ってしまう。素晴らしい女性がいるのに、残念なことだ」

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