かつてサンプドリアで活躍したFWフランチェスコ・フラーキが、46歳で現役に復帰するようだ。
フランチェスコ・フラーキは1975年生まれの元イタリアU-18代表ストライカー。
フィオレンティーナの下部組織で育成された選手で、1999年にサンプドリアへと加入してから長くエースとして活躍。公式戦110ゴールはクラブの歴史上3位となる数字となっている。
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しかし2006年には電話の記録から八百長に関与したという疑いで告発を受け、2ヶ月の出場停止に。
さらに2007年1月のインテル戦終了後に行われたドーピング検査でコカインの接種が発覚し、2年間の出場停止処分を受けた。
その後エンポリとブレシアでピッチに復帰したもののブランクの影響で活躍できず、2009年には再びコカインの接種が発覚。12年という長期の出場停止処分を受け、現役を引退していた。
そしてその12年の出場停止が終了するの来年1月。『BBC』によれば、フラーキは現在イタリア5部のシグナ1914というクラブで現役復帰することを計画しているようだ。きっかけは友人である会長のアンドレア・バレリーニの誘いだったそう。
フランチェスコ・フラーキ
「その日が近づいているので興奮している。最初は冗談だったが、徐々に本気になった。すでにシグナでユースの指導を手伝っていたしね。
アンドレアが挑発したんだ。『君はもう歳を取りすぎてプレーできないよな』と。12年もの間11人制のサッカーはやっていなかったが、それでも私はサッカーの男であり、見逃してきた感情を取り戻すために生きる。
練習をしているよ。感覚はかつてのものと似ている。露出やプレッシャーは違うが、サッカーのダイナミクスはどのカテゴリでも同じさ。
私は間違いを犯して罰せられた。以前ほどのスピードもない。しかし自分の役割を果たすことはできるし、私と同じような人々に自信を与えることもできる。
私は被害者ではない。間違いを犯した人物だ。他の人に私のような道を歩んでほしくはない。
間違いを犯して転ぶことはあるが、立ち直ることもできる。人生は予期せぬ出来事に満ちている。私が望んでいるのは、人間は自分の役割を果たせるということを示したいという点だ」