今夏のマーケットでパリ・サンジェルマンからレアル・マドリーへの移籍が噂されたフランス代表FWキリアン・エムバペ。
リオネル・メッシらを獲得したことで支出がかさんでしまったパリ・サンジェルマンに対し、レアル・マドリーがかなりの額でオファーをかけていた。
『L'Equipe』によれば、そのエムバペの去就を決めたのは、クラブの経営を行っている理事会であるとのこと。
その中でも重要だったのはパリ・サンジェルマンを保有しているカタール投資庁のオーナーでもあるカタール首長のタミーム・ビン・ハンマード・アル・サーニー氏だったとか。
理事の中には2億ユーロ(およそ260.3億円)というレアル・マドリーのオファーを受け入れるべきだという主張をする者もおり、内部では喧々諤々の議論があったそう。
エムバペの契約が残り1年であるため、「フリーで退団してしまうよりは2億ユーロに変えたほうが良いのでは」と真剣な主張があった。
しかしアル・サーニー氏は、たとえフリーで退団するリスクがあったとしても、ネイマールやリオネル・メッシとともに強烈な攻撃陣を形成したいと考えており、彼の一存もあってレアル・マドリーのオファーを拒否することを決めたそう。