7日、東京五輪・男子サッカーの決勝が行われ、ブラジルがスペインを延長戦の末2-1で下し、2大会連続の金メダルを獲得した。

日本が進むことができなかったファイナルの舞台。激突したのは欧州と南米をそれぞれ代表する強国で、前回王者のブラジルは大会連覇、スペインは1992年のバルセロナ五輪以来となる金メダルを目指した。

試合は決勝戦に相応しい拮抗した展開となり、まずは38分、ブラジルがPKを獲得。しかしリシャルリソンが放ったシュートは枠を外れてしまう。

それでもブラジルは、前半のアディショナルタイムに左サイドからのクロスをリシャルリソンが何とか折り返すと、マテウス・クーニャ。高く上がったボールを相手選手と競りながらうまくコントロールし、ゴール右隅に流し込んで先制点を奪った。

後半、スペインはミケル・メリノとマルコ・アセンシオに代え、カルロス・ソレールとブライアン・ヒルを投入。これで流れを取り戻し、61分、ソレールのクロスからミケル・オヤルサバルが豪快なボレーを叩き込んで同点に追いつく。

試合はそのまま延長戦に入り、PK戦もチラついてきた108分、カウンターから最後はマウコムが決め、ブラジルが再び勝ち越し。

その後スペインが猛攻を仕掛けたものの、オーバーエイジのサントスが守るゴールを最後までこじ開けることができず。2-1で勝利したブラジルが、悲願の初制覇を達成したリオデジャネイロ五輪に続く金メダルを獲得した。

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なお、前日に行われた女子サッカー決勝では、カナダがPK戦の末にスウェーデンを下し、初の金メダルに輝いている。

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