東京オリンピックで優勝を狙う日本代表。ここまで2連勝のグループステージでは、久保建英が2試合連続ゴールと活躍を見せている。
スペイン紙『AS』も「久保爆発」と彼の特集を組んでいた。その内容をざっとまとめてみる。
『AS』
「レアル・マドリー所属の久保はオリンピック2試合で素晴らしいプレーを披露。
彼は日本代表のキープレイヤーであり、その2ゴールが日本のグループ首位に貢献している。
南アフリカ戦ではハイクオリティなプレーを見せ、この試合唯一の得点を決めた。メキシコ戦では堂安とともにゴールを決めた。
久保が今大会で素晴らしいスタートを切ったのは、2試合で2ゴールという数字上だけではない。ピッチ中央から全てのパスが彼に集まり、ボールが足元にある時には質の高いタッチで相手ゴールに迫る。
ただ、東京での素晴らしい役割が今季のレアルでのプレーにつながる可能性はなさそうだ。
FC東京から加入して以降、彼はレアルでの公式戦出場がまだ1試合もない。
ビジャレアルとヘタフェに貸し出された昨季もプレーは少なく、EU圏外選手という問題もある。
リーガでは1チーム3人までしか認められないが、レアルではすでに5人に達している。エデル・ミリタオン、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ギャレス・ベイル、久保だ。
つまり、レアルはこのうち2人をリーガに登録できない。そして、もっとも退団の可能性が高いのは久保だ。
この数週間、久保はレアル・ソシエダへのローン移籍が噂されている。そうなれば、レアル加入以降で4度目のローンになる。
マジョルカでは最高の時間を過ごしたが、昨季はフル出場が少なく、2ゴール4アシストに終わった。
それでも、久保は今後レアルで成功するという思いを抱いている。
契約は2024年まであり、彼は今季クラブに残って自分の力を証明できると自信を持っている。
現時点でレアルは彼をローンさせることしか考えていないが、いい条件の買取オファーがあった場合にはそれを検討しうる」
外国人枠の問題はどこまでいってもついて回るようだ。
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なお、2018年からレアルでプレーするヴィニシウスは近いうちにスペインのパスポートを取得する可能性があるとも伝えられている。
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