昨年夏にブレシアからミランへとローン移籍し、今夏完全移籍に切り替えられたサンドロ・トナーリ。しかし『Gazzetta dello Sport』によれば、その取引は複雑だったという。

もともとは1500万ユーロ(およそ19.4億円)+1000万ユーロ(およそ12.9億円)のボーナスという買い取り条件だったが、ミラン側が経営難のため支払えず。改めて交渉を行い、最終的にはなんと700万ユーロ(およそ9億円)+300万ユーロ(およそ3.9億円)のボーナスという大幅な値下げに成功している。

しかもサンドロ・トナーリ自身がかなりの賃金カットに合意し、ミランに残ることを決めたとのこと。

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サンドロ・トナーリはこの夏の動きについて以下のように話しているそうだ。

サンドロ・トナーリ

「ACミランに残りたいという僕の願望が何よりも優先されたんだ。

ミランとブレシアの間の契約が切れたため、我々はゼロから交渉を始めた。そして自分にとってはミランへの一歩を踏み出すことが重要だった。

他のクラブからより高い額でのオファーを受けていたが、僕はミランで満足しているんだ。

選手それぞれで考え方は違うものだ。野心に動かされる者もいれば、お金に動かされる者もいる。

しかし、クラブにいるときの感情こそが最も大事だと僕は信じているんだ。そして、ここですべての目標を達成できると思っている。

ピオーリ監督は僕にとって父親のような存在だ。監督は我々をやる気にさせる方法を知っている。我々は若いチームだしね。すべての試合を分析しているし、本当に団結しているよ。

クラブが僕に2回賭けてくれたことに感謝するよ。ミランにすべてを捧げることができる。

チャンピオンズリーグにできるだけ出場したいね。ミランは長い間そこで戦えていないので、簡単なことではない。しかし我々はミランであり、ヨーロッパは戻るべき場所だ。

そして、ルカ・モドリッチと対戦したいね。彼のことがいつも好きだったんだ」

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