EURO2020決勝でイングランドを下して優勝を遂げたイタリア。
PK戦では両チームに失敗が相次いだが、イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが叫んだ言葉が話題になっている。
『Sky』などによれば、キエッリーニはイングランドの5人目ブカヨ・サカが蹴る前に「Kiricocho」と叫んでいたという。
この言葉はアルゼンチンが発祥。エストゥディアンテスに「Kiricocho」という名前の熱狂的ファンがいたが、彼が練習を見に来るたびに誰かが怪我をするなど不運が相次いだ。その噂を聞いたカルロス・ビラルド監督は彼を相手チームを迎える係に任命すると、エストゥディアンテスは見事優勝。負けたのはボカ戦の1試合だけだった。
その後、同監督はセビージャでも指揮を執ったが、どこに行く時も「Kiricocho」を同伴させたとか。その後、ヨーロッパでもこの“呪文”は徐々に広まり、PKを蹴る際などで聞かれるようになったという。
キエッリーニ本人も『ESPN』のアルゼンチン人記者に「全て認めるよ、Kiricocho!」とのメッセージを送っており、この呪文を使ったことを認めている。