先日、フランス1部リーグのロリアンは、自宅で襲撃を受けた24歳のヨアヌ・ウィサが手術を受けると発表した。
『Le Télégramme』によれば、ウィサは自宅を訪ねてきた女から顔や体に酸性の液体を浴びせられたという。その際、目に火傷を負い、手術を受けることになったのだ。
逮捕された32歳の女には7歳になる息子がおり、その子のためにとウィサにサインを求めたとされている。
ウィサを襲った女は生後1カ月の子供を持つ別の母親にも酷い火傷を負わせていた。この女は乳児を誘拐することを目的としており、その赤ん坊は混血である必要があったという。
実は女は数週間前に流産していたが、その事実をコートジボワール人の夫に隠しており、代わりになる赤ん坊を狙っていたのだ。
アフリカ人のカップルと接触した女はソーシャルワーカーのふりをして会う約束をとりつけた。そして、対面した際に出産したばかりの女性に酸を浴びせたうえで生後1カ月の赤ん坊を誘拐したという。
女性を保護した地元住民は「彼女は完全に錯乱していた。はだけていて、全身が焼かれていた。『私の赤ちゃんはどうなるの』とだけ口にしていた」と話している。
この女性は体の30%に重度の火傷を負っており、火傷治療設備があるボルドーの病院に転院した。なお、生後1カ月の赤ん坊は無事発見されている。
今回2人目の被害者が見つかったことで、女には殺人未遂、誘拐、拉致などの容疑がかけられているとのこと。ウィサの容態は安定しているものの、精神的にも入院が必要な状態だったそうだ。