ベスト8が出揃い、ついに大会のクライマックスを迎えているEURO2020。新型コロナウイルスに対応するワクチンの接種が進んでいることもあり、各所でサポーターを入場させて開催されている。

そして今週金~土曜日にはベスト8の試合が行われるのだが、再び新型コロナウイルスの影響が及んでいるようだ。

先日ウェンブリーでドイツに勝利したイングランド代表は、次はイタリアの首都ローマでウクライナと対戦する。

しかし『Sky』によれば、大臣のアン・マリー・トレベリアン氏がサポーターに向けて「ローマに行くな」と要請したという。

その理由はこのところ猛威を奮っている新型コロナウイルスの「デルタ株」という変種。感染力がより強いものとして知られている。

トレベリアン氏はファンに向けて「家から試合を見て、そこからできるだけ大声でチームを後押しして欲しい」と伝えたという。

アン・マリー・トレベリアン

「素晴らしい旗が振られているのを見るだけで笑顔にならざるを得ない。我々のチームがとても上手くやっているのは、とても誇りに思えるものだ。

しかし実際のところ、現在は家から試合を見て、できるだけ大声でチームを応援することが求められているのだ」

なお、イングランドのサッカー協会はサポーターへのチケットを販売しておらず、イタリア現地のブローカーや知り合いに頼むしかない。

【写真】イングランド代表、「歴史上最高のベスト11」

ただ原則的にはイタリアの制限のためにイングランドから渡航してもスタジアムに入ることはできない。もちろんそれを回避することもできなくはないだろうが…。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介