EURO2020のグループステージ第1節、デンマーク対フィンランドの前半終了間際に起こった事故が大きな話題になった。
デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンがピッチの中で突然倒れ、心臓が止まっていたことから胸部マッサージとAEDによる緊急治療が行われたのだ。
チームメイトはキャプテンのシモン・ケアを中心にエリクセンの周りを囲み、その壮絶な治療が映らないようにカバーしていた。
『The SUN』によれば、この試合を中継していた英国国営放送『BBC』に、エリクセンの治療の場面を放送したことに対して6417件もの苦情が寄せられたとのこと。
- 「なぜすぐにスタジオへと切り替えなかったのかわからない。これを見ていると体調が悪くなる」
- 「BBCはプライバシーの問題についてもっと深く考える必要がある。この恐ろしいものが生放送されたことに対して、違った反応をしなければならない」
- 「妻は泣いていた。男性が心肺蘇生法を受けている状況を放送することは容認できない」
などのものだった。『BBC』はこの場面の直後に謝罪を行っており、また映像自体はUEFAが撮影しているものだったことを説明している。