グループステージ全勝でEURO2020の決勝トーナメント進出を決めたイタリア代表。
そのなかでロベルト・マンチーニ監督がウェールズとのグループステージ最終戦で見せた采配が話題になっている。
1-0でリードした後半44分に守護神ジャンルイージ・ドンナルンマと控えGKサルヴァトーレ・シリグを交代させたのだ。
すでに突破は決まっている状況ではあったが、5人目の交代枠で控えGKを投入するとは…。ドンナルンマが怪我をしたわけでもなかった。
そうしたなか、ニッキー・バンディーニ氏の「マンチーニはシリグを数分だけゴールに送り出した。彼のチームに対するアプローチは自身の選手としての後悔を物語っている。彼は1990年W杯に参加したが、プレーはしなかった。あの舞台で一度もプレーできなかったことが最大の後悔であることを言い表している」というつぶやきが話題になっている。
現役時代は天才的な選手として活躍したマンチーニはイタリア代表として36試合に出場。イタリアが3位になった1990年ワールドカップではメンバーに入ったが、出場機会はなし。結局、彼はワールドカップで1分もプレーすることなく引退している。
【動画】これでW杯出場なしかよ…マンチーニ、現役時代の変態ボレー
自分と同じ控え選手の気持ちが分かっているとして、今回の采配はファンから評価されているようだ。
ただ、シリグはすでにEUROとワールドカップの舞台でプレーした経験はある。