今シーズン限りでレアル・マドリーを退団することになった35歳のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス。17日にクラブオフィスで記者会見を行い、最後の別れを告げた。
その中で彼は退団の理由について以下のように話し、残留を決意した際に「期限切れ」だと伝えられたことを明らかにした。
【動画】セルヒオ・ラモス、レアル・マドリーで最後の記者会見…声をつまらせる場面も
セルヒオ・ラモス
「クラブからのオファーは受け入れたが、それには期限があったんだ。1週間前、その時がやってきたと伝えられた。
なぜ期限があったのかはわからない。おそらく僕が間違って解釈していたのか、理解していなかったのか。しかし、誰も僕にそれを言わなかった。
関心を持っているというクラブから時々電話もあった。今すぐにクラブ探しを始めるよ。セビージャへの復帰については選択肢にない。
『さようなら』よりも、『またすぐに会おう』だよ。遅かれ早かれ、僕は戻ってくる。常にマドリーのことを心に留めておくよ。
レアル・マドリーを離れたくはなかった。いつまでもここにいたかった。
ここ数ヶ月でクラブは1年間の契約延長を提示してきた。給与のカットとともにね。
でもお金を問題にしようとしたことは一度もない。会長だってそれは知っている。経済的な問題ではないんだ。
ただ、僕は2年契約が欲しかった。家族のために落ち着きと継続性を望んでいた。最近の対話で僕は給与のカットを受け入れたが、もう期限切れだと言われた。
オファーにOKと言ったにもかかわらず、期限切れだった。それに気づいていなかった。とても驚かされた。
1週間前に代理人を介して期限切れが伝えられたのは事実だ。誰も我々に最後通牒を突きつけていなかった。彼らが最後に出してくるオファーを受け入れる可能性があると思っていた。だが、クラブには優先事項があるものだ。
本当はベルナベウで別れを告げたかった。このような日のために準備をすることはできないよ。キャリアの中で最も難しい時だ。
他の場所でもっとトロフィーを獲得していきたいよ」
なお、レアル・マドリーは10%の給与カットを提案していたと言われている。ラモスはそれよりも2年間の契約延長を求めていたため交渉が長引いていたそうだ。