プレミアリーグで8位となり、1995-96以来となる欧州コンペティションへの参戦なしが決定したアーセナル。
そのアーセナルアカデミーのムードが嫌だったとある若手選手が明かした。
現在はノッティンガム・フォレストが所有する22歳のサイドバック、ジョーダン・ローレンス=ガブリエルだ。
ロンドン生まれの彼は14歳だった2013年まで、ジョー・ウィロックらとともにアーセナルのアカデミーでプレーしていた。だが、『Mirror』によれば、翌年に退団したという。
ジョーダン・ローレンス=ガブリエル
「僕ら家族全員がアーセナルファンだった。
僕の夢はずっとアーセナルとエミレーツ・スタジアムでプレーすることだった。実際にU-14の時にそれを叶えたんだ。
僕らのチームが持つ能力は恐るべきものだったよ。
2006-07シーズンにはディリノンに行って、フランスでのトーナメントで優勝もした。
でも、才能だけではあるところまでしか到達できない。
選手たちを成功させたがるスタッフがいてくれれば助けになる。全員がそういうわけではなかった。
コーチたちは成功させたいお気に入りがいる。彼らの態度が悪いか否かにかかわらずね。
だから、いつもいいムードとはかぎらない。アーセナルにいたくないことが多かった、その空気感のせいでね。
いじめられるので練習に行きたくないこともあった。
スタッフはそのことについては何もしてくれなかった。(いじめた選手が?)罰せられるよりも報われる可能性のほうが高かった。
幼い頃にそれを経験すると、かなり打ちのめされる。そこから立ち直れない人間もいるし、やりたくなくなる。
それを脇にどけて、サッカーからドロップアウトする。信じるのを止めるからさ」
コーチによる選手のえこひいきがあったと明かしていたようだ。海外のファンたちは「彼はより才能ある選手がいじめをしていてもコーチは見逃すと言っている。事実なら大きな失望だ」などと反応している。
彼はアーセナルから契約できるかは分からないと宣告された際、その場に同席していた父親から退団がベストと告げられたそう。その瞬間は胸が張り裂けそうだったというものの、すぐに見返してやるという思いが芽生えたとのこと。