ウルグアイからコパ・リベルタドーレスに参加しているレンティスタスの選手フランスシスコ・ドゥアルテが、なんとも不幸な事件に遭遇したようだ。

レンティスタスは昨日ラシン・クラブとのグループステージ第6節を戦うため、敵地のアルゼンチンへと向かった。

この試合はラシン・クラブが3-0で勝利を収めているのだが、その前日にレンティスタスの3名の選手が新型コロナウイルスに感染していることが発覚し、ブエノスアイレスのホテルに隔離されることになっていた。

そして、そのホテルで火曜日の早朝に事件が起こった。

11回の部屋に滞在していたフランスシスコ・ドゥアルテ。就寝していたところ、なんと午前3時に隣の部屋から火災が発生したのだ。

新型コロナウイルスの影響で嗅覚を失っていた彼は逃げるのが遅れ、気づいたときにはすでに自力での脱出が不可能だったという。

バルコニーに出た彼はそこにぶら下がり(11階で!)助けを呼び、後に消防隊に救助されることになったとのことだ。

【動画】フランスシスコ・ドゥアルテが救出される際の衝撃映像。思った以上に高い…!

フランスシスコ・ドゥアルテ

「パンツとTシャツを着て、明かりがなかったから携帯電話のライトを使った。黒い煙が凄まじく、建物には熱がこもっていた。廊下には出られなかったので、窓を開けた。

絶望することなく冷静さは保っていたが、そこはバルコニーと言えるほどのものではなかった。小さな階段のようなもので、そこに身をかがめてぶら下がった。

30~35分間が二日間くらいに感じたよ。窓に出てから5~10分で消防隊が到着したよ」

なお、彼は特に発熱などの症状はなく、救出されてからも体調に問題はないとのこと。またともにホテルで隔離されていた2名は10階以下にいたため無事に逃げられたという。

ちなみにレンティスタスは今回の試合でグループステージ最下位が決定し、この段階で大会を去ることになった。

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