コパ・リベルタドーレスでとてつもない奇跡が起こった。

新型コロナウイルスの影響によって多数の陽性者を出してしまったリーベル・プレート(アルゼンチン)は、そもそも試合を戦うだけの人数を用意することができず。

大会側にはユースの選手を登録させてくれと要請していたがそれが認められず、なんと「GK不在のフィールドプレーヤー11名のみ」の登録で試合をすることになった。

急遽ゴールキーパーを務めることになったのは、本来MFを務めている元アルゼンチン代表選手のエンソ・ペレス。怪我を抱えているため本来のポジションでは出場が難しかったが、GKなら可能だとしてゴールマウスを守ることに…。

そんな絶体絶命のリーベル。コロンビアの名門インデペンディエンテと対戦すると、なんと2-1で勝利を収めてしまった!

試合開始からわずか3分でファブリシオ・アンジレリが先制点を奪取し、さらに数分後にはフリアン・アルバレスが見事なハーフボレーを叩き込むことに成功する。

【動画】試合開始直後に怒涛の2ゴール!最後までリードを守りきった「11人だけ」のリーベル・プレート

後に1点を失ったものの、交代選手すら用意できなかったリーベルが2-1で奇跡の勝利。終了のホイッスルが鳴ったあと、急遽GKを務めたエンソ・ペレスも雄叫びを上げた。ちなみにエンソ・ペレスは試合を通じて5回の枠内シュートを4回防ぎ、セーブ率は80%を記録した。

リーベル・プレートはこれでグループDの首位に経ち、3位以内を確定させた。25日に行われるフルミネンセ戦で引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決まるが、それまでに何人帰ってくるのだろうか…。

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