現在ジェノアでプレーしているFWジャンルーカ・スカマッカの父親が、ローマの練習場トリゴリアを襲撃したことで逮捕されたそうだ。
『La Republica』によれば、事件は月曜日の午後7時半頃に発生したという。
ローマのユースチームがトレーニングを行っていた際、スカマッカの父親にあたるエミリアーノは入り口の障壁を突破して駐車場に進入したとのこと。
そして車の中からタイヤレバーのようなものを手にして現れ、ジェネラルマネージャーのティアゴ・ピント氏やモルガン・デ・サンクティス氏の車など4~5台の窓を破壊し始めたそう。
そして練習場の玄関に置かれていたオオカミの銅像も破壊。警察が到着するまでその場にあったものをランダムに攻撃していたとのこと。
身柄を拘束されたエミリアーノはサッスオーロのスウェットを着用しており、精神鑑定を行うために病院へと運ばれたという。
のちの報道によれば、エミリアーノはローマのテクニカルディレクターであるブルーノ・コンティ氏をターゲットにしていたとも。
ジャンルーカ・スカマッカはかつてローマのアカデミーに所属していたが5年前に退団しており、それ以降はあまり関係がない状況。
『Gazzetta dello Sport』によれば、ジャンルーカ・スカマッカはその父親とは疎遠になっており、状況はわからないと語ったという。
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ジャンルーカ・スカマッカ
「ひどく動揺している。どう説明していいのかわからない。話すのも辛いが、明かさなければならないことかもしれない。
父は母と長い間一緒に住んでいないんだ。結婚もしていないので、もちろん離婚もしていない。僕は母と姉に育てられたんだ。
彼に会うことはめったにないし、自分のキャリアとは全く関係がない。起こったことには非常に失望している。ただ最小限の接触しかないので、何を言うべきか全くわからない…」