今季開幕前にユヴェントスの指揮官に就任したアンドレア・ピルロ氏。監督経験がまだないにもかかわらず古巣を率いることになり、各方面から賛否両論の声が上がっていた。
結果としては目前に迫っていたセリエA10連覇を逃す結果になり、スクデットをライバルのインテルに明け渡してしまった。
それだけではなくチャンピオンズリーグ出場権すらも失う可能性があり、残り数試合はクラブの運命を変えるほどの重要な意味を持つものになった。
ただ、もしチャンピオンズリーグ出場権を獲得できたとしても、アンドレア・ピルロ監督は今季限りで解任される可能性が高い…と伝えられている。
『Gazzetta dello Sport』によれば、その原因はコーチ陣と選手の間の衝突であるという。
記事の報告によれば、「選手はピルロ監督のトレーニングセッションが軽すぎると感じているほか、コーチに不満を持っている」とのこと。
また先日監督がウェストン・マクケニーに関して「彼は50%ではなく100%プロフェショナルでなければならない」と話したことなどが選手に受け入れられていないとか。
さらに「チームは見捨てられていると感じており、選手とコーチ、監督の関係は緊迫している」とも伝えている。
先日ジャンルイージ・ブッフォンがユヴェントスからの退団を宣言したが、それについてもピルロ監督とあまりうまく行かなかったから…という報告もあるようだ。
また、クリスティアーノ・ロナウドがスポンサー関係でトレーニングを休むことがあったため、他の選手から「不公平だ」との声も上がっているとか…。
今季は非常に厳しいシーズンになっているユヴェントス。状況が悪くなればこのようなことが書き立てられるものだが、ここからの巻き返しはあるのだろうか。