4月19日に発表された欧州スーパーリーグ構想は、そのわずか2日後に参加を表明していた12クラブ中10クラブが離脱することになり、実質的な崩壊を迎えた。
現在も計画に残っているレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が中心となって立ち上げられたこのプロジェクトは、ビッグクラブがUEFAチャンピオンズリーグを離脱して新しいコンペティションを作ろうというものだった。
より競争力がある強豪同士の試合を増やすことにより、「娯楽に時間を費やしにくくなっているZ世代の興味を引きつけるため」に、「質の低い試合を減らす」という狙いがあった。
しかし今回調査会社の『Ear to the Ground』が発表した研究によれば、スーパーリーグ構想には若い世代の反対が多かったという。
世界中の18~28歳のサッカーファン1万1000人に対して調査を行ったところ、その80%がスーパーリーグ設立に反対していたとのこと。
しかも、サッカーのマーケットが大きい西ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカにおいては90%以上が反対であったそう。
また、ナイジェリア、中国、日本、そしてインドネシアなど新興マーケットでもおよそ72%ほどが反対だったという。
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『Ear to the Ground』はこの結果に対し、「Z世代はよりトップクラブ同士の試合を見たいとは思っているが、多くの犠牲を払ってまで求めていない」と結論を付けている。