インターナショナルマッチウィークが終わり、再開になった各国のトップリーグ。

シント=トロイデンのシュミット・ダニエル、橋岡大樹、鈴木優磨はホームでのメレヘン戦に先発した。

前半11分に日本人ホットラインで先制ゴールを奪取。裏に走った橋岡に最終ラインからロングフィードが届くと、その折り返しを鈴木が押し込む。これで先制したシント=トロイデンは2-1で勝利し、大きな勝点3を手にした。

『Sporza』では、この日のマンオブザマッチに鈴木を選出。「間違いなくスズキ・ユウマだ。この日本人ストライカーはいたるところにいて、汚れ仕事も嫌がることなく、フィニッシャーとしても脅威になっていた」と絶賛していた。

その鈴木は前半42分にPKを蹴るチャンスがあったのだが、イロンベ・エンボヨにそれを譲っている。

【動画】15ゴール目の鈴木優磨、相棒にやさしくPKを譲ったシーン

試合後のインタビューでその理由をこう明かしてた。

鈴木優磨(シント=トロイデンFW)

「僕自身、彼のことを本当にお父さんのように慕っているし、彼も僕のことをすごいよくしてくれているので。

僕たちは本当に助け合うし、彼が点とれてなかったら譲るし、逆に彼が点とれて僕がとれてなかったら譲る関係。

彼がこの長い間、僕にそういうチャンスをくれていたので、彼が僕の目を見て蹴らせてほしいと言ってきたので、そうなった時は僕はいつも散々やってもらっているので、何の反論もなく、『ボヨさん、蹴っていいよ』って。

本当にそういう助け合う仲なので、そういう関係性が出たかなと思います」

エンボヨはこの冬にシント=トロイデンに加入した33歳のアタッカー。ここまでは1ゴールに留まっており、1月のルーヴェン戦以来得点から遠ざかっていた。鈴木はボヨさんと慕う相棒のために快くPKキッカーを譲っていたようだ。

なお、鈴木は橋岡のアシストについても、「橋岡くんからいいボールだったので、当てるだけでした」と語っている。

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