かつてドイツ代表でともにプレーしたトニ・クロースとメスト・エジルは、エジルの代表引退をめぐって意見が対立した。

2018年、エジルは突如代表を引退。トルコのエルドアン大統領との写真について、政府やサッカー連盟から批判を受けことに「人種差別を感じる」と抗議してのものだった。

その際、クロースは「メスト・エジルは国際的な選手だし、もっといい形で去るべきだった。しかし、彼が代表を離れた方法はあるべき形ではなかった。エジルの声明の一部は、残念ながらかなり多くのナンセンスなものに覆われている。そこに人種差別が存在しないことは、彼が非常によく知っているはずだ」などと苦言を呈した。

クロースはこの発言によって、一部からナチス的だと批判を浴びたことを明かした。

『Mundo Deportivo』によれば、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー大統領とのInstagramライブでこう述べたという。

トニ・クロース

「2018年のW杯後、僕はメスト・エジルの代表引退の仕方が気に入らないと発言した。

その後、僕は多くの人達にとってナチスになってしまった。

金髪、青い目…多くの人達にとって全てが(ナチス的と見なすことに)手頃だった。

自分はなんとかそれを乗り越えることができた。

今は誰もが邪魔させることなく他人を叩くために偽のプロフィールに隠れることができる」

トルコにルーツを持つエジルを批判したクロースだが、金髪に青い目という容姿からナチス的だと非難されることになったという。

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なんとかそれを乗り越えることができたというものの、SNS上での叩き行為には苦言を呈していたようだ。

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