ガンバ大阪は8日、「FW中村敬斗がオーストリア2部のFCジュニアーズOOに移籍することが決まった」と公式発表した。

中村敬斗は2019年7月にガンバ大阪からオランダ・エールディビジのFCトゥウェンテへとローン移籍し、海外への挑戦をスタート。

1年後に新型コロナウイルスの影響もあって期限付き移籍の契約が解除されたが、そのままベルギーのシント=トロイデンVVへと貸し出されていた。

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ただベルギーでは外国人出場枠の問題もあってなかなかプレーする機会が与えられず、今月改めて契約が解除され、オーストリアへと貸し出されることになった。

FCジュニアーズOO(FC Juniors OÖ)は2007年に創設されたクラブ。ASKOパッシングというチームが他の地域へ移転したあとに生まれたFCパッシングが前身となっている。

2011年にスポンサー撤退のため経営難に陥ったものの、レッドブル・ザルツブルクとの提携によって復活し、2012-13シーズンは3部リーグのクラブながらカップ戦で優勝するという快挙を成し遂げている。

そして2014年にはレッドブルグループと別れてLASKリンツとの提携を行い、クラブ名を「LASK Juniors OÖ」と変更して4シーズンを戦っていた。

現在はLASKの名前は外れているものの実質的なフィーダークラブとして協力を続けており、今月もエルウィン・ソフティックという19歳のDFが20万ユーロでLASKに引き抜かれている。

現在FCジュニアーズOOはオーストリア2部で2勝5分け4敗と低迷しており、中村敬斗には後半戦の巻き返しに向けた救世主としての活躍が期待されそうだ。

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