イングランドの3部にあたるリーグ・ワンに所属するAFCウィンブルドンが、女性監督の招聘に向けて動いているようだ。

『Express』によれば、ウィンブルドンが招聘するというのがチェルシー女子の指揮官を務めているエマ・ヘイズであるという。

2012年の夏から彼女が率いているチェルシー女子は、2019-20シーズンの女子スーパーリーグを優勝し、さらに現在まで33試合無敗を続けるなど輝かしい結果を残してきた。

ウィンブルドンは逆に現在リーグ・ワンで11試合勝利がなく、24チーム中21位に低迷。先日グリン・ホッジス監督との契約を解除しており、指揮官不在となっている。

その状況を打開するための新指揮官として、エマ・ヘイズの招聘を検討するに至ったようだ。

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エマ・ヘイズは1976年生まれの44歳。選手の経験はなく、リヴァプール・ホープ大学を卒業後にアメリカのロングアイランド・ラフライダーズとアイオナ大学で監督を務めたという経歴を持っている。

2006年に帰国してアーセナル女子のアシスタントコーチ兼ディレクターを務めた後、再びアメリカに渡ってシカゴ・レッドスターズの監督を2シーズン任されていた。

もしウィンブルドンにエマ・ヘイズが監督として招聘されることになれば、これは英国の男子プロサッカーでは初となる女性指揮官の誕生となる。

これまでスコットランドの下部リーグでスターリング大学を率いたシェリー・カー、イングランド11部のペッカム・タウンを率いたメアリー・フィリップらがアマチュアチームを担当してきたが、男子プロサッカーでの女子監督はいなかったという。

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