かつてACミランの下部組織で「神童」と持て囃されたことで知られるFWアキム・マストゥール。

15歳でクラレンス・セードルフ監督からトップチームに呼ばれて練習に参加するなど、その圧倒的なテクニックが話題となっていた。

16歳でモロッコの代表にデビューし、ネイマールとともにレッドブルのCMに出演するなど存在感を発揮したものの、ミランでは結局プロデビューすることはできなかった。

マラガ、ズウォレへのローン移籍も成功せず、ミランに戻っても出番はなく退団。ギリシャのPASラミアでプレーするも、わずか6試合の出場でチームを離れている。

それから2019年10月まで所属クラブがない状態が続いたが、昨季セリエCのレッジーナで現役に復帰。今季は冬にカルピへ移籍して戦っている。

そして、24日に行われたサンベネデッテーゼ戦、前半11分にマストゥールがついにゴールを決める!

【動画】背番号7がマストゥール。加入3試合目で初得点だった。

ダイレクトのスルーパスからペナルティエリア左に飛び出したマストゥール、インサイドキックでゴールに流し込んだ。

なお、マストゥールはこれまで年代別のカテゴリやリザーブのコンペティション以外で得点を決めたことがなかったため、これがシニアのサッカーでは初ゴールだった。

ただ試合はこのあとサンベネデッテーゼが5ゴールを奪い、カルピは1-5で逆転負けを喫している。

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