インテルとミランが激突したコッパ・イタリア準々決勝は盛りだくさんの試合展開となった。
ズラタン・イブラヒモヴィッチとロメル・ルカクのバトルが勃発すると、後半にはそのイブラが退場。また、主審がまさかの負傷交代を余儀なくされる場面もあった。
そんな激闘に決着をつけたのは、インテルMFクリスティアン・エリクセン。
後半43分に投入されると、アディショナルタイム7分に劇的な決勝ゴールを叩き込んだのだ。本人も自画自賛したそのフリーキックがこれだ!
鋭く曲がり落ちるフリーキックをミランGKチプリアン・タタルシャヌは見送ることしかできず!
この一撃によって、インテルが2-1で勝利。エリクセンとアントニオ・コンテ監督は試合後にこう述べていた。
アントニオ・コンテ(インテル監督)
「クリスティアンと我々はマルセロ・ブロゾヴィッチの戦術的代役になるべく懸命に取り組んでいる。
彼はプレーメイカー(レジスタ)になれる。クオリティとサッカーIQ的な非常に高いインテリジェンスがある。
彼は構想に含まれているし、私も彼のゴールが嬉しい。
私が彼にフリーキックを蹴るように促した。彼はちょっとシャイなんだが、このゴールが助けになればいいね。
我々全員が彼がうまくやってくれるのを願っている。彼はいい子だからね。いい子すぎるのかもしれないが」
クリスティアン・エリクセン(インテルMF)
「僕にとって完璧なフリーキックだった。本当に嬉しい。
常に自分が使える時間を最大限に生かそうとしている。このフリーキックで得点できたことが嬉しいし、パーフェクトだった。
この勝利を生まれたばかりの娘、家族、そして、全てのファンに捧げるよ」
クラブ公式によれば、インテルが直接フリーキックから得点を奪うのは2018年4月以来(135試合ぶり)のことだったとか。