1996年から2018年まで監督としてアーセナルを指揮したアーセン・ヴェンゲル氏。

名古屋グランパスから渡英した際、チームに厳しい食事制限を科したそうで、当初アーセナルの選手たちはそれに大いに不満だったようだ。

元アーセナルFWイアン・ライト氏が『BBC』の番組「The Graham Norton Show」で明かした。

当時30歳を越えていたライト氏はヴェンゲルが定めたダイエットに大ショックを受けたとジョーク交じりに当時を回想。

塩すらも使っていない見た目が悪いボイルしたチキンなどを食べることになったほか、飲むことができたのは水だけでお茶すら禁止されていたとか。

ライト氏はヴェンゲルに隠れてティーバッグを秘かに“混入”させていたものの、同室になった生真面目なデニス・ベルカンプに見つかってしまった。

「ボス(ヴェンゲル)はティーを飲むことを好んでいないよ」と言うベルカンプに「そうだけど、どうせバレないさ」と答えたライト氏。ただ、ベルカンプから皆のようにちゃんとダイエットをしないとチームを失望させることになると説かれて、泣く泣くそれに従うことにしたそう。

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それでも、ライト氏はベルカンプはプレーした中で最も凄かった選手だと絶賛。また、ヴェンゲルは素晴らしい人間だったので、選手たちは彼から求められたことに従うようになったとも述べている。

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