スペインのセグンダB(3部)を戦っているインテルナシオナル・デ・マドリーに加入したFWダビド・バラルが、珍しい記録を作ったようだ。
Contento de unirme al proyecto de @interdemadrid con ganas ambición y responsabilidad de seguir compitiendo y conseguir retos importantes en mi carrera deportiva. pic.twitter.com/nPvJm2f9St
— David Barral (@barral23) January 15, 2021
ダビド・バラルは1983年5月10日生まれの37歳。レアル・マドリーの下部組織でプレーし、CチームとBチームで主力となったストライカーだ。
レバンテやグラナダ、カディスなどを経て2018年には徳島ヴォルティスに移籍し、半年間だけだったがJリーグでもプレーしたことで知られる。
2019年からはラシン・サンタンデールでプレーしていたが、今冬3部のインテルナシオナル・デ・マドリーに移籍することになった。
何が記録であったかといえば、実はこの取引で動いた移籍金が「ビットコインのみで支払われた」こと!これは世界初のケースであったそうだ。
インテルナシオナル・デ・マドリー、通称「インテル・マドリー」は、昨年夏にスペインのeSportsチームであるDUXゲーミングに買収されており、クラブ名も改められて再出発したばかり。オーナーの一員にはあのティボー・クルトワやボルハ・イグレシアスもいる。
仮想通貨を使って移籍金を支払うというアイデアはスポンサーの「Criptan」が暗号通貨の取引プラットフォームを展開していたために行われたそう。
移籍金の額は非公表で、まだ協会に承認されていないとのことだが、プロ選手が仮想通貨のみの取引で移籍するのは世界初のケース。
アマチュアでは昨年オメル・ファルーク・キロールという選手がハルヌスタスポルに0.0524BTC+2500トルコリラで移籍したが、プロでは世界初記録であるとのことだ。
なおインテル・マドリーは今季のセグンダBグループV-Aで8試合を終えて10チーム中5位。3勝2分け3敗となかなか説明しにくい結果となっている。