チェルシーからPSVにローン移籍しているオランダ代表MFマルコ・ファン・ヒンケルが、およそ3年ぶりにピッチへと足を踏み入れた。
彼がチェルシーに移籍したのは2011年。それから2ヶ月後に出場したスウィンドン・タウン戦で前十字靭帯を断裂してしまい、長期離脱を経験。
それからACミランやストーク・シティ、PSVアイントホーフェンへのローン移籍を経験。2017-18シーズンにはオランダで活躍を見せたが、前十字靭帯の修復作業のみならず、膝の軟骨の損傷を治すための手術も受けなければならなくなり、チェルシーへと返却されていた。
今季は改めてPSVへローン移籍していたがなかなかフィットできず、ピッチで彼のプレーを見ることはできていなかった。
しかしついに14日のAZアルクマール戦、ベンチ入りしていた彼は86分から途中出場することに成功する。
ファン・ヒンケルが最後にプレーしていたのは2018年5月だったため、これは実に983日ぶりの出場であったという。
【動画】ファン・ヒンケル、感動のピッチ復帰は8:26あたりから
『The SUN』によればファン・ヒンケルは以下のように話し、心の炎は燃え続けていたと語ったそうだ。
マルコ・ファン・ヒンケル
「ほぼ千日?さっき聞いたばかりだよ。もう日数を数えることは止めていたからね。それは重要なことではない。
またサッカーができることを祈ってただ回復に取り組んでいた。そのチャンスが遥かに小さかった時もあったよ。
多くの感情的なことを経験してきた。しかし結局ここに立つことができた。報われたよ。
心の中の炎は消えることなく燃え続けていた。それが必要だった。さもなくば自分はできなかっただろうね」
試合はPSVが1-3で敗れているが、ファン・ヒンケルにとっては人生のなかで大きな意味を持つものになったようだ。