現在パリ・サンジェルマンに所属しているフランス代表FWキリアン・エムバペ。世界でも最高の若手アタッカーとして高く評価されている。
『AS』によれば、その彼を獲得するためのプロジェクトをスタートさせたというのがレアル・マドリー。
会長のフロレンティーノ・ペレス氏は、今後のクラブの中心人物となるようエムバペを引き入れる方針を示し、そのために財政的な準備を進めていくという。
まずは既存の選手を売却することで資金を調達。多くの余剰となっている者を現金化しなければならないという。
イスコ、ダニ・セバージョス、ギャレス・ベイル、ルカ・ヨヴィッチ、ブラヒム・ディアス、そしてマルセロらを売っておよそ1億ユーロを調達する。
続いて、クラブの年間収入を8億ユーロ(およそ1012.2億円)以上にすることだそうで、これはスタジアムに満員の観客を入れられるようになれば達成される。
さらに、将来性を見越して借り入れを行うことも検討しており、それはエムバペの移籍金や賃金に充てられるとか。
パリ・サンジェルマンの新しい監督であるマウリシオ・ポチェッティーノ氏は、より自分のスタイルに合うリオネル・メッシやセルヒオ・アグエロの獲得を望んでいるとも伝えられており、そのためにはエムバペの高額なコストがネックになる。
また、ただでさえコロナ禍でパリ・サンジェルマンは1億ユーロほどの損失を出してしまっており、収入とのバランスをとるためには有力選手の放出が急務になっているとも…。
果たしてレアル・マドリーの「オペレーション・エムバペ」は実行に移されるのか。夏のマーケットは注目に値するものになりそうだ。